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Sign/Graphic

中原区役所リニューアルデザイン/Nakahara Ward office renewal design

中原区役所リニューアルデザイン/Nakahara Ward office renewal design

木質化とサインプランで、生まれ変わったパブリック空間。


自分が居を構えている川崎市中原区役所が、国産材をふんだんに使った居心地良い空間に生まれ変わりました。

今回のリニューアルは「木質化」をメインテーマとして、より使いやすくなる様にデザイン・アイデアを提案することでスタート。

現場でリサーチすることで、いくつもの課題が見えてきます。
デザインだけでは解決できない事もありますが、施設の使い方の工夫や見直しなど、区職員の方達とのコミュニケーションを図りながら、一緒に課題解決していきカタチになりました。

既存の建物に違和感なく木質化 リニューアルするためには、いくつもの工夫を施しています。

Renewal Before/After

 

デザインで配慮した一例としては
・初めての来場者も分かりやすいサインデザイン(案内所などの質問・誘導の労力を削減)
・遠くからでも見やすい誘導サイン、木で統一した定点サイン。

・既存サインや名称との融合。(リニューアルで一番難しいところです)
・今回取り外さない既存サインが色味を使っているので、煩雑にならないよう極力色味を抑えました。

・カウンター棚の高さや、動線を配慮したレイアウトを少し見直すことで大きな使いやすさへ。車椅子の方でも使いやすい工夫を施してます。

 

 

腰壁は杉材をしっかりと並べ、上部はルーバーで軽快感を。木のルーバーはタイルのピッチとピッタリ合わせた寸法にすることで、既存のタイルとリズム感を合わせています。

 

さらに川崎ロゴのテーマでもある「いろいろって未来」を表現した壁掛け時計。カラーユニバーサルを配慮しました。

 

 

木の雰囲気と香りで居心地も良く。シートもナチュラルカラーで配色しました。

 

 

安心感とプライバシーを配慮したマイナンバーブース。

 

 

卓上周りにも木のアイテムを増やして、職員の人たちも木の心地良さを感じてもらいながら使いやすく。
サインには英語表記を加えるだけでなく、オリジナルピクトもデザインしました。

 

 

デザイナー側・制作側、行政側の仕様だけでなく、ある時は市民視点としてデザインを判断していった部分もあるので、皆さんに使いやすいパブリックスペースになっていれば何よりです!

リニューアル記念に開催予定だった木のワークショップは、工事中に出た木の端切れを活用して楽しいアイテム作りをご用意してました。
残念ながら、新型コロナウィルスの影響で未定・延期になりました。
いずれ開催される時には、ぜひお立ち寄りください。

 

 

 


 

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